躍動感を演出する 

 

力のかかりかたが均一であるような印象を受ける色 彩は、明度や彩度といったトーンに統一感がある。えんじ色と藍色のように、どちらも明度を抑えた色を隣接さ せると、固く安定した外観になる。トーンがそろった配 色は、均一で動きのないイメージをつくるのである。 この場合、ビジュアルに躍動感は感じられず、静的な印象に落ち着いてしまいがちだ。しかしながら、どちらかの色に対して段階的に明度差をつけた色合いを挟み込むと、どちらかの力が他方に流れていくような強い動きが現れる。例のように似たような色を使いながらもトーンに差がある表現からは、マグマのような躍動感を感じさせる。

赤を中心とした隣接色相による配色で、なおかつ各色の明度を抑え気味に設定したシェードカラー系のカラーテーマは、静かな情熱や、底知れない熱狂といった概念にマッチしたスタイルをつくり、見る人の緊張感をあおる。赤から黒の色の移り変わりのなかに、 薪が燃えたあとの織火のような、静かでも確実に熱い 部分を見い出してしまうからだろう。文字色や背景色に中間色を使うと、緊張感が緩和される。 基本的には隣接した色相から選んだ色のトーンを 変えてバリエーションとするが、単一色相のトーン違いの色で基本となる面やブ.ロックを塗り分けてもよい。

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